「いくらあれば安心?」が決まらない理由

くらしとお金のアドバイザー、ファイナンシャル・プランナーの水島幸代です。
「いくらあれば安心ですか?」
よくいただく質問のひとつです。
お金の額だけではない
あなたはいくらあれば安心でしょうか?この問いにひとつの正解はありません。
では、みんなは、いくらあれば安心なのだろう?
ここにも正解はありません。なぜなら、「安心」は金額だけで決まるものではないからです。
お金のものさしは人それぞれ
たとえば、ここに「100万円」あるとします。
生活費がコンパクトな人にとっては心強い備えになりますし、
収入や支出が大きい人にとっては、あっという間になくなる金額かもしれません。
また、働き方や家族構成によっても感じ方は変わります。
収入が安定している人と、そうでない人とでは、同じ貯蓄額でも安心感は違ってきます。
多ければ安心?
それなら、“たくさん”あれば安心でしょうか?
それも少し違います。
→ 貯金があるのに不安?お金を使えない人の共通点
「いくらあればいいのか」が見えないままだと、
結局「できるだけ多く」お金を持っておこうと考えてしまいがちです。
できるだけ多くお金をもって安心を得ようとする結果、
・貯めても貯めても安心できなくなる
・お金が減るのが不安で、使うことにブレーキがかかる
そんな状態につながることもあります。
では、どう考えればいいのでしょうか。
安心の目安をつくるヒント
いくらあれば安心かを考えるときのヒントは、「金額」ではなく「条件」です。
たとえば──
・生活費の何か月分があれば安心か
・近い将来に予定している大きな支出は何か
・どのくらいの働き方を続ける予定か
こうした条件を少しずつ言葉にしていくと、
自分なりの「安心の目安」が見えてきます。
これは、きっちりとしたライフプランを作らなくても大丈夫。
ざっくりとした目安でも、考え方の軸になります。
大切なのは、「自分にとっての安心」を外側に求めすぎないこと。
周りと比べたり、一般的な平均額に当てはめたりするだけでは、しっくりこないことも少なくありません。
自分の暮らしに合った形で、「これくらいなら大丈夫そう」と思える目安を持つこと。
それだけでも、お金との付き合い方は少し楽になります。
「いくらあれば安心か」ではなく、
「どんな状態なら安心か」。
そんな視点で考えてみるのも、ひとつの方法です。 収入や家族構成、将来の希望や夢によって、安心できる目安はそれぞれ違います。
ぜひ、「我が家の作戦」を考えるヒントとして、お金の不安を整理してみてください。
→ 「我が家の作戦」でお金の不安を減らそう
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