家計簿が続かない人へ| お金の使い方のクセを見つけよう

「家計簿をつけたほうがいいとは思うけれど、なかなか続かない」
そんな声をよく耳にします。
実際、家計簿を買ってみたものの三日坊主だったり、アプリを入れたまま開かなくなったりした経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
でも、家計管理の目的は、家計簿をきれいに埋めることではありません。
本当に大切なのは、自分のお金の使い方のクセに気づくことです。
収入ではなく「いつもの習慣」を見てみる
家計の見直しというと、「もっと収入を増やさなければ」と考えがちです。
もちろん収入は大切ですが、まずは普段の行動を振り返ってみるのも一つの方法です。
たとえば、
・ 待ち合わせの前に立ち寄るコーヒーショップ
・ 特に買うものはないのに入ってしまうコンビニ
・ セールの文字を見ると予定外の買い物をしてしまう
こうした支出は一回一回は小さくても、習慣になると意識しないままお金が出ていくことがあります。
大切なのは、「無駄遣いをしている」と責めることではありません。
「自分はこんなときにお金を使いやすいんだな」と知ることが、お金の使い方のクセを見つける第一歩です。
「このくらいなら」が積み重なる固定費
ここまでは日々の小さな習慣の話でしたが、家計にはもっと気づきにくい支出もあります。
それが毎月ほぼ決まって出ていく固定費です。
家計の支出は、大きく「変動費」と「固定費」に分けて考えることができます。
食費や日用品費のように月によって変わるものが変動費、住宅ローンや保険料、通信費、サブスクリプションサービスのように毎月ほぼ同じ金額が出ていくものが固定費です。
固定費は一度契約すると意識しなくなりやすく、「月数百円だから」「このくらいなら」と思っていた支出が静かに積み重なっていることがあります。
動画・音楽の配信サービスや、もう使っていないアプリの月額課金、役割を果たし終えた保険など、契約したまま忘れているものはありませんか?
→ 子どもが独立したのに、その保険まだ必要?-保険見直しのタイミング
変動費を細かく我慢するより、固定費を見直すほうが効果的な場合も少なくありません。
「何に使ったかわからないお金」を探してみる
家計簿が続かない方におすすめなのは、まず一か月分の明細やレシートを眺めてみることです。
その中に、「何に使ったか思い出せないお金」はないでしょうか。
金額の大小ではなく、目的がはっきりしない支出に目を向けることで、自分のお金の流れが見えてくることがあります。
家計管理の目的は、ただ節約することではありません。
自分にとって大切なことにお金を使うために、お金の流れを知る作業です。
家計管理は資産形成の土台
最近はNISAなどをきっかけに投資への関心が高まっています。
もちろん資産形成は大切ですが、その前に自分のお金の流れを把握しておくことも同じくらい大切です。
毎月いくら使い、いくら残り、どのくらいなら将来のために回せるのか。
それがわかると、投資も無理なく続けやすくなります。
資産形成というと、つい「投資すること」だと思われがちです。でも、自分のお金の流れを知り、使い方を見直すことも資産形成の大切な一歩です。
→ 資産形成=投資ではない?お金と上手につき合うはじめの一歩
家計簿を完璧につける必要はありません。
まずは自分のお金の使い方のクセを知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
FPあくあ屋はあなたの学びを応援します。

