日本経済新聞「マネーのまなび」介護保険の活用事例に取材協力

2024年3月23日付・日本経済新聞「マネーのまなび」の記事に「介護経験のあるFP」として協力致しました。介護保険を利用した自宅の改修について詳しく解説した同記事は、ネット(有料会員向け記事)でも掲載されています。

親の介護やご自身の老後の資金相談に不安がある方のお話しを伺っていると、介護保険でできること・できないことにかなり誤解がある方が見受けられます。とくに、本記事で話題にしている福祉用具の貸与や住宅改修を全くご存じないという方はとても多い印象です。高齢になるにつれ、住宅内でも杖や手すりなどの支えが必要となることが多いものですが、介護保険の活用法に思い至らず、すぐに高齢者施設を検討する方もいらっしゃいます。仮に手すりさえあれば1年長くご自宅で過ごせるかもしれず、それだけで高額な施設費用の負担を先延ばしにすることもできます。

親の介護は避けては通れない道ですが、高齢者の身体の状態ばかりでなく、介護するご家族のご事情もあります。親の資金状況や住んでいる家屋の状態、親の希望と家族の希望など、それぞれに条件は様々に異なるため、検討すべき選択肢も違ってきます。遠くに住む親が突然介護が必要に・・・となってから慌ててしまうと、限られた方法しか見えてこないものです。

介護は情報戦と言われています。自分で”知っておく”ことがはじめの一歩です。とっさのときでも、親と自身にとって最善の選択肢が選べるように、親子で話し合い、備えておけるとよいですね。ご家庭にあったそれぞれの備え、FPあくあ屋がお手伝いいたします。