ぽっくり対策、はじめました

数年前のことですが、自筆遺言書保管制度が始まって間もないころ、おひとりさまになった私は、自筆の遺言を書いて法務局で手続きをしてきました。

内容はとてもシンプル。
「自分の財産は、○○に引き継ぎます」というだけのものです。

書いて、持っていって、受付用紙を書いて、手数料を払って。
想像以上に、あっさり終わりました。

手続きのあと、担当の方と少しお話をしたのですが、
「おひとりさまや、子どものいないご夫婦こそ、やっておいたほうがいいのに、なかなか広まらないんですよね」と。

たしかに、と思いました。
こんなにシンプルで、費用もそれほどかからないのに、やらないままになっている人は多いのかもしれません。

遺言なんてまだ早い、子どもがなんとかするだろう……。
いろいろな考え方はあると思いますが、いつ、何があるかなんて、わからないものです。
病弱でも、健康でも、そして、年齢すら関係ありません。

これから先、自分に何かあったときに、手続きで困る人がいないようにしておきたい。
できることを少しずつやっておこう、という思いから、まずは引き継ぎ先を書き残してみました。

私はこれを、自分の中で「ぽっくり対策」と呼んでいます。 大げさな準備でなくても、できることはたくさんあります。
ひとつ肩の荷がおりたような、そんな軽やかな気持ちになりました。
自分のための自分の備え、まだまだ続きます。