ワニ革の草履
二十四節季の春は、立春で始まり、穀雨で終わります。田や畑が潤い、穀物の成長を促す恵みの雨といわれています。ゴールデンウイーク初日の今日、洋服の衣替えをしようと思っておりましたが、あまりの冷たい空気に驚き、すっかり衣替えの手が止まってしまいました。これではフリースがしまえません。それならいっそ・・・と、奥にしまい込んだままのいくつかの箱を引っ張り出してみました。
すっかり忘れていた棚の奥からは、母の草履が入った箱もいくつか出てきました。その一つが写真の草履です。箱に「本ワニ」と書いてあるので、ワニなのだろうと思いますが、なんだか硬くてはきづらそうです。そうか、だからお蔵入りさせたまま思い出すこともなかったのか・・・ということを思い出しました。
そういえば、以前この箱をしまうときに、本ワニとクロコダイルは同じだろうか?と思ったことも思い出しました。最近、忘れっぽくていけませんね。
気になって調べてみたところ、 クロコダイルと呼んでもよいものは、4種類のワニ( スモールクロコ・ラージクロコ・ナイルクロコ・シャムクロコ )だけなのだそうで、他にバックや財布に利用されているワニに、クロコダイルより安価なアリゲーター、さらにお安いカイマンがあるそうです。
さて、この母の「本ワニ」 はどのワニなのでしょう?
とても足が小さい母でしたので、鼻緒をすげ替えないとあくあ屋の足は入りそうにありません。結局また箱に入れて、元の棚に戻してしまいました。う~ん、われながら、何をやっているんだか・・・と思うゴールデンウイーク初日です。