二十四番花信風(にじゅうしばんかしんふう)

二十四番花信風という言葉を聞いたことはあるでしょうか?「にじゅうしばんかしんふう」と読みます。冬から春、小寒から穀雨までの8つの節気を24に分け、およそ5日ごとにそれぞれの候に咲く季節の花が挙げられております。立春の初めの候は黄梅、そういえば実家の庭は、正月から膨らみ始めた蠟梅(ろうばい)のつぼみが、ちょうど今、黄色い花を開かせています。そして、その花を告げる風を花信風と呼びます。

そういえば、立春の頃にいつも満開を迎える、南品川の荏原神社の寒緋桜。いつもより寒い、寒いと騒がれる割には、こちらも季節どおりに満開です。熱海には、寒緋桜と山桜の雑種、通称、熱海桜と呼ばれる桜がありますが、こちらもただ今、満開です。今年は、季節を追って順に二十四の花を数えてみるのも楽しそうです。