ゼームス坂花便り ~ 夏

ようやく梅雨明けです。ゼームス坂では、満開の百日紅(サルスベリ)が目を引きます。もちろん、他人様のお屋敷の木ではありますが、大きな木に鈴なりについている真っ赤な花の様子は、なかなかに豪勢です。

春から夏にかけて、雑草を含め、ゼームス坂では本当に色々な花が咲きます。

坂の下の方で今咲いている、赤と白がかわいらしいチェリーセージ。園芸用と思うので、どなたかが始めの一株を植えられたのでしょうか?ずいぶん増えてしまっています。

おや?青りんご・・・?

ランタナもあちこちに咲いています。和名を七変化といい、その名の通り、花の色が変化していく面白い花ですが、これは本当は増えてほしくない有害な雑草です。侵略的な外来種といって、在来の生態系を壊してしまう悪い子なのです。

これはカタバミの仲間ですが、紫の葉が三角で面白いです。よく見る雑草のカタバミは、カタバミ紋という家紋もあるくらいですので、昔から日本にある草花なのだと思いますが、これはオキザリスという名前の外来園芸種でした。なぜここに・・・?ですね。

さほど花に詳しいわけではないのですが、よく見ると、外来雑草が多いことに気が付きます。鳥や風で運ばれてしまうのでしょう。

ゼームス坂ができたのが明治の頃だと思いますが、そのころの坂にはどんな草花が咲いていたのでしょうか・・・。