自分のお金を「見える化」してみよう!

くらしとお金のアドバイザー、ファイナンシャル・プランナーの水島幸代です。

最近、お金の「見える化」という表現をよくみかけるようになりました。わかるようで、ぼんやりとしかわからない「見える化」。さて、なんのことでしょう?

財布の中にある現金は手に取ることもでき、目にも見えています。銀行に置いてあるお金も、引き出せば現金になりますので、自分のお金だと把握しやすいですね。

それ以外にも、実は家計にはたくさんのお金があります。

NISAなどの投資をはじめた方は、投資用口座に運用する投資信託や株式・債券などを金融資産を保有しています。これは売却すれば、現金になります。

掛け捨て以外の保険であれば、解約返戻金や、満期保険金もあります。解約したり、ある時期が到来しないと現金にはなりませんが、これもあなたのお金です。

退職金制度のある会社にお勤めの方は、退職時に受け取れる予定のお金があります。

マイホームやマイカーも、売却すればお金になります。

一つ一つよく考えてみると、意外にたくさんのお金を持っているかもしれません。これらすべてを合計して、家計の資産といいます。

一方で、借りているお金もあるでしょう。住宅ローンや自動車ローン、奨学金の返済もローンのうちですね。借りているお金は、家計の負債です。

持っているお金と借りているお金。この2種類のお金がどこにどのくらいあるのかをしっかり把握しておくことで、家計の管理がしやすくなり、見直しに役立つばかりか、漠然とした不安が減ることにもつながります。

そして、資産から負債を引いた額が、あなたの純資産です。働いた収入で計画的に借りたお金を返済できていれば、純資産は増えていきます。逆に、予定外に大きな出費があれば、返済が遅れてしまうことになりかねません。

さて、ここで出てきた「資産」「負債」、そして「純資産」。この3種類、あれ?どこかで聞いたことはありませんか?
実は企業が年に一度の決算で作る、財政状況を明らかにするバランスシート(貸借対照表)と同じです。同じように、家計も年に一度はバランスシートを作ってみると、我が家の財政事情がよく見えるようになります。余裕があれば旅行の計画を立てたり、ローンの繰り上げ返済を計画しやすくなったりします。

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